YaGiLoG

UWPアプリ開発ネタなどを。

初めてのUWPアプリ開発 ~2.開発情報の入手~

UWPアプリの開発に必要な情報の入手先をいくつか挙げます。
このあたりを押さえておけば、簡単なUWPアプリの開発は難しくないと思います。*1

開発情報の入手

Microsoft Developer Network | MSDN

Microsoft製品開発のポータルサイトです。
開発において不明点があれば、フォーラムで質問したりもできます。

Learn to Develop with Microsoft Developer Network | MSDN


Windows デベロッパー センター

Windowsアプリ開発のポータルサイトです。
UWPアプリ開発の公式の開発情報はここから入手します。
ストアにアプリを公開する際のダッシュボートもここにあります。

Windows デベロッパー センター


Microsoft/Windows-universal-samples

Microsoft公式のUWPアプリのサンプルプログラムです。


UWPアプリ開発ハンズオン資料

Hello Worldからストアへの公開までが最短ルートで学べる資料です。

英語版ソースコード
英語版スライド
日本語翻訳版


Visual Studio 2015

UWPアプリは、Visual Studio 2015で開発します。
個人の開発者であれば、Community Editionが無償で利用できます。

Visual Studio - Microsoft Developer Tools
Visual Studio 2015 Update 1 | リリース ノート


Microsoft Virtual Academy

オンラインの動画コンテンツによる学習サイトです。
UWPアプリ開発のコンテンツもあります。

*1:情報は適宜更新します。

初めてのUWPアプリ開発 ~1.環境構築~

UWPハンズオンから得た情報で、初めてのUWPアプリ開発にチャレンジします。開発言語はVisual c#、目標はストアへのアプリ公開です。

UWPアプリとは

Universal Windows Platform アプリケーションの略です。
Windows 10 OSを搭載しているデバイスであれば、Mobile端末からデスクトップPC、Xbox等すべてのデバイスで動作可能なアプリが作れます。

ユニバーサル Windows アプリとは? - Windows app development

Universal Windows Platformは、一言で言うと「Windows ランタイム API の再構築」です。
Windows 8で「Windowsストアアプリ」を開発するために用意された「Windows ランタイム API」を、「デバイスファミリー」と「APIコントラクト」の2つのカテゴリで再構築したものが「Universal Windows Platform」です。
こちらの説明がとてもわかりやすかったです。

開発環境

OSは、Windows 10を準備します。
Windows 7、8、8.1でもUWPアプリの開発はできますが、ローカル環境ですぐにデバッグできるのでWindows 10がよいです。
Windows 10リリースから1年間(2016/07/29まで)は、無償でアップグレードできます。

コルタナさんを日本語で使いたいので、Windows Updateでバージョン1511に上げます。
コルタナさんは、Microsoft音声認識パーソナルアシスタントです。
バージョン情報は、エクスプローラーを起動して、[ファイル]->[ヘルプ]->[バージョン情報]で確認できます。
f:id:yagisou:20151202231245p:plain


開発環境は、Visual Studio Community 2015を使用します。

無料開発ツール - Visual Studio Community 2015

個人の開発者であれば無償で利用できます。
インストールする時に1点注意点があります。
カスタムインストールを選択し、「ユニバーサルWindowsアプリ開発ツール」にチェックを入れてください。
f:id:yagisou:20151202235040p:plain

「ユニバーサルWindowsアプリ開発ツール」をインストールしないと、UWPアプリが開発できません。
先日のUWPアプリ開発ハンズオンでも、Visual Studio 2015はインストールしているのに「ユニバーサルWindowsアプリ開発ツール」をインストールしていない方が3割ほどいて、てんてこまいでした。
*1 *2

また、2015/11/30にVisual Studio 2015 Update 1がリリースされています。

Visual Studio 2015 Update 1 | リリース ノート

Update 1を適用しないと、それまでのプロジェクトが開けなくなるので、必ずUpdate 1を適用してください。

環境構築の確認

以下の手順でプロジェクトテンプレートが選択できれば、UWPアプリ開発の環境構築は完了です。

  1. Visual Studio Community 2015を起動します。
  2. スタートページが表示されていれば、「新しいプロジェクト」をクリックします。表示されていなければ、[ファイル]->[新規作成]->[プロジェクト]の順にクリックします。
  3. 「新しいプロジェクト」ダイアログが表示されたら、[インストール済み]->[テンプレート]->[Visual C#]->[Windows]->[ユニバーサル]の順に展開します。
  4. 「空白のアプリ(ユニバーサル Windows) Visual C#」が表示されていれば、OKです。

f:id:yagisou:20151203012325p:plain

*1:画面は、Update 1適用後です。

*2:「ユニバーサルWindowsアプリ開発ツール」は、後からインストールすることもできます。

「1 日で Windows 10 に対応したアプリ開発手法が習得できるハンズオン~ Windows 10 UWP Developer Workshop」に参加しました。

2015/11/20(金)に開催された「1 日で Windows 10 に対応したアプリ開発手法が習得できるハンズオン~ Windows 10 UWP Developer Workshop」に参加しました。

ハンズオントピック

以下の通りです。
個人的には、Inkcanvasと、コルタナと連携した音声認識について学べたのがよかったです。

  • Windows 10 UWP 概要
  • 多様なデバイスに対応する UI 設計
  • ライブタイルと通知機能の実装
  • 新しいブラウザ Microsoft Edge とWebサービスのアプリ化
  • クラウドのパワーを活用したアプリ開発手法
  • More Personal Computing – Cortana, Windows Hello etc,
  • Windows ストアへのアプリ申請とマネタイズ方法

ハンズオン資料

当日の資料は印刷物と電子データの2通りで配布されました。
電子データは、Windows10ロゴが入った容量16GBのUSBメモリに入っていました。
そのままUSBメモリが貰えたのが嬉しかったですね。

資料のオリジナル(英語)は、GitHubで公開されています。
また、当日使用した日本語翻訳資料も公開されました。

英語版ソースコード
英語版:スライド
日本語翻訳版

資料はHello Worldから書かれていますので、初めてUWPアプリ開発をする方には最適だと思います。
私も資料を復習しながら、初めてのUWPアプリ開発にチャレンジします!