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UWPアプリ開発ネタなどを。

初めてのUWPアプリ開発 ~1.環境構築~

UWPハンズオンから得た情報で、初めてのUWPアプリ開発にチャレンジします。開発言語はVisual c#、目標はストアへのアプリ公開です。

UWPアプリとは

Universal Windows Platform アプリケーションの略です。
Windows 10 OSを搭載しているデバイスであれば、Mobile端末からデスクトップPC、Xbox等すべてのデバイスで動作可能なアプリが作れます。

ユニバーサル Windows アプリとは? - Windows app development

Universal Windows Platformは、一言で言うと「Windows ランタイム API の再構築」です。
Windows 8で「Windowsストアアプリ」を開発するために用意された「Windows ランタイム API」を、「デバイスファミリー」と「APIコントラクト」の2つのカテゴリで再構築したものが「Universal Windows Platform」です。
こちらの説明がとてもわかりやすかったです。

開発環境

OSは、Windows 10を準備します。
Windows 7、8、8.1でもUWPアプリの開発はできますが、ローカル環境ですぐにデバッグできるのでWindows 10がよいです。
Windows 10リリースから1年間(2016/07/29まで)は、無償でアップグレードできます。

コルタナさんを日本語で使いたいので、Windows Updateでバージョン1511に上げます。
コルタナさんは、Microsoft音声認識パーソナルアシスタントです。
バージョン情報は、エクスプローラーを起動して、[ファイル]->[ヘルプ]->[バージョン情報]で確認できます。
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開発環境は、Visual Studio Community 2015を使用します。

無料開発ツール - Visual Studio Community 2015

個人の開発者であれば無償で利用できます。
インストールする時に1点注意点があります。
カスタムインストールを選択し、「ユニバーサルWindowsアプリ開発ツール」にチェックを入れてください。
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「ユニバーサルWindowsアプリ開発ツール」をインストールしないと、UWPアプリが開発できません。
先日のUWPアプリ開発ハンズオンでも、Visual Studio 2015はインストールしているのに「ユニバーサルWindowsアプリ開発ツール」をインストールしていない方が3割ほどいて、てんてこまいでした。
*1 *2

また、2015/11/30にVisual Studio 2015 Update 1がリリースされています。

Visual Studio 2015 Update 1 | リリース ノート

Update 1を適用しないと、それまでのプロジェクトが開けなくなるので、必ずUpdate 1を適用してください。

環境構築の確認

以下の手順でプロジェクトテンプレートが選択できれば、UWPアプリ開発の環境構築は完了です。

  1. Visual Studio Community 2015を起動します。
  2. スタートページが表示されていれば、「新しいプロジェクト」をクリックします。表示されていなければ、[ファイル]->[新規作成]->[プロジェクト]の順にクリックします。
  3. 「新しいプロジェクト」ダイアログが表示されたら、[インストール済み]->[テンプレート]->[Visual C#]->[Windows]->[ユニバーサル]の順に展開します。
  4. 「空白のアプリ(ユニバーサル Windows) Visual C#」が表示されていれば、OKです。

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*1:画面は、Update 1適用後です。

*2:「ユニバーサルWindowsアプリ開発ツール」は、後からインストールすることもできます。