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UWPアプリ開発ネタなどを。

初めてのUWPアプリ開発 ~7.申請準備~

機能の実装が終わったところで、申請の準備をします。

動作確認

UWPアプリは、全Windows 10デバイスで動くアプリですので、個々の環境で動作確認したいところですが、手元で動かせるデバイスは限られています。
Windows 10 Pro(PC)は、開発環境のローカルコンピューターでOKでした。
Windows 10 Mobileは、残念ながらMobile端末がありませんので、エミュレーターで確認します。

Windows 10 Mobile エミュレーター

Mobileエミュレーターは、Hyper-Vという仮想化システム上で動作します。Hyper-Vはハードウェア機能を使った仮想化のため、PCレベルで使える/使えないが決まってしまいます。
幸い、私のPCはHyper-Vに対応していますので、Mobile エミュレーターで動作確認します。
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デバッグターゲットで「Mobile Emulator xxx」と表示されていますので、新しいOSビルドのエミュレーターから1つ選択して実行します。
・・・エラーダイアログがでて、起動できません。
「The emulator is "unable to connect to the device operating system: couldnt set up the udp port"」と言われています。
調べたところ、こちらに解決方法が書いてありました。
Hyper-Vマネージャーから、仮想スイッチを再作成したところ、無事に起動しました。
アプリも動いています。
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横に回転してみたところ、レイアウトが崩れてしまいました、、、
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が、標準アプリの電卓も同じ状況なので、エミュレーター側の問題???
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疑問はありますが、目的のストア公開に向けて先を急ぎます。

パッケージ作成

[プロジェクト]->[ストア]->[アプリパッケージの作成]から、ストア申請用のパッケージを作成します。
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バージョンは、最初なので1.0.0.0でと思っていたのですが、「Windows10用とWindows8.x用でバージョンの大小が入れ替わらないように、1.1.0.0からがいいよ」的なことを言われたので、1.1.0.0としました。
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問題なくパッケージの作成が完了しました。
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アプリ認定キットの実行

パッケージの作成が完了した画面に「Windowsアプリ認定キットを起動する」のボタンがあります。
ストアに申請する前に、公開に必要な要件を満たしているかチェックができますので、必ず実施します。
テスト項目は、すべて選択します。
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数分程度でチェックが完了します。無事合格です。
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例えばアプリアイコンがデフォルトのままだったりすると、ここで不合格になりますので、詳細を確認して対応します。

これで申請の準備が整いましたので、いよいよ申請します。